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2012-11-20

倉敷緞通 -玄関マット-

「玄関マット」ってどんなものを敷かれてますか?
外からの汚れ・ホコリなどを防ぐのが役目の「玄関マット」ですが、
お客様を最初にむかえる玄関にとってマットのデザインも大事だと思います。

先日、倉敷美観地区にある「林源十朗商店」2Fの「生活デザインミュージアム倉敷」
気に入った「玄関マット」に出会いました。

私が気に入り購入したのは「倉敷緞通(だんつう)」(緞通とは手織りのカーペットのことです。)という手織りマットです。
 
倉敷緞通??? 恥ずかしながら岡山県民なのに知りませんでした。
 
倉敷緞通とは?(倉敷緞通公式ページよりリライト)
昔から イ草 の栽培が盛んだった倉敷では、江戸時代から畳表などの製品が作られ、
明治時代には花ござが海外向け作られていました。昭和初期に関税障害などで
不況におちいっていた花ござを 発明家 矢吹貫一郎 が、外国人の嗜好に合い
日本の和洋折衷の建物にも合う敷物として 金波織 というものを考案しました。
 
「用の美」を唱え民藝運動を起こした 柳 宗悦 が金波織を気に入り、
染色家 芹沢銈介 に無地だった織物に図案を依頼し、自らも「倉敷緞通」の名付け親になりました。
昭和30年代から40年代頃、倉敷の特産品として生産が追いつかないほどの人気だったそうです。
しかし、材料の高騰や職人の高齢化なので、1986年(昭和61年)に生産停止になってしまいました。
「いいものは残し次の時代へ引き継いでいく」という考えから、
1992年(平成5年)に生産を再開され、今も1人の職人さんが生産を続けられています。
 

 

 
昭和初期のデザイン(図案)ですが、現在でも古さを感じないすばらしいデザインです。
和でも洋でも「どんな空間にも合う」と思います。
 
詳しくは「倉敷緞通公式ページ」をご覧ください。
https://kurashikinote.jp/kd-top.html
 
私が購入した「倉敷緞通」は
No.2  玄関マット(大)60×121cm です。
現在7種類の柄、花瓶敷から三畳用まで9つのサイズで展開されています。
 
 
倉敷緞通
https://ja.wikipedia.org/wiki/倉敷緞通
 
倉敷美観地区
https://ja.wikipedia.org/wiki/倉敷美観地区
 
林源十朗商店
https://www.genjuro.jp/
 
生活デザインミュージアム倉敷
https://www.lidem-k.jp/
 
イ草
https://ja.wikipedia.org/wiki/イグサ
 
柳 宗悦
https://ja.wikipedia.org/wiki/柳宗悦
 
芹沢銈介
https://ja.wikipedia.org/wiki/芹沢銈介
 


 
 

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